どうも、小とろです。
最近、Azureの勉強をしているので、
Azureについての話題を取り上げようかと思います。
具体的には、Azure LogicAppsとAzure Cognitive Servicesというサービスで
文字の感情解析が簡単にできたので、そちらの紹介です!
はじめに
この記事は株式会社富士通システムズウェブテクノロジーが企画する
いのべこ夏休みアドベントカレンダー 2020の13日目の記事です。
本記事の掲載内容は私自身の見解であり、所属する組織を代表するものではありません。
Azureとは
一言でいうと、「マイクロソフト社が提供するクラウドサービス」です。
合わせてクラウドサービスというのは、「インターネット上にあるデータやソフトウェアなどを、それがどこに存在するかを意識することなく使える環境や利用形態のこと」を指します。
Azureを使うことで、インターネットが繋がっていれば誰でも簡単にサーバの構築やデータベースの構築などができます。
Azure以外の同様サービス
ちなみに、同様のサービスをAmazonやGoogleも行っており、それぞれAmazon Web Service(AWS)とGoogle Cloud Platform(GCP)と呼ばれています。
AzureとAWSを比較している資料がネットにあったので、違いを知りたい時に使えるかもしれません。 https://licensecounter.jp/azure/download/Microsoft_Azure_vs_Amazon_Web_Services.pdf
Azure LogicAppsとは
今回紹介するAzureのサービスです。
LogicAppsは「1行もコードを書かずに、外部のサービスと連携した処理を作成できるサービス」です。
コードを書かない開発者以外の人でも作成・管理できるサービスなのかなと思います。
Azure Cognitive Servicesとは
今回、文字の感情解析で利用するAPIです。
説明については以下のブログがわかりやすかったので、そのまま引用します。
Azure Cognitive Servicesとは、Azureで提供される「人間の認知(Cognitive)機能の一部」をWeb APIとして利用できる"AIパーツ"です。
人間の認知機能といえば視覚や聴覚などがありますが、Cognitive Servicesにもこれらの認知を可能にするサービスがあります。現在提供されているサービスは5ジャンル27種類にわたります。
『引用サイト』 licensecounter.jp
本題の「文字の感情解析」
それでは、実際に作ってみた内容です。
最初は空のLogicAppsを用意して作成していきます。
解析に使う文字はTwitterから取ります。
LogicAppsにTwitter用の接続コネクタがあるので、それを使います。
一番最初に来るトリガーボックスが処理の起点になります。
今回の場合は新しいツイートが投稿されたら、その情報を3分間隔で取得してきます。
検索テキストは適当に「天気」としています。
次に感情の検出処理を追加します。
実際に感情の検出を行う場合、「Azure Cognitive Services」の構築が先に必要になります。 Azureポータル画面で簡単に作成できるので、そこから発行されたAPIキーとエンドポイントのURLを確認して 進めてください。
感情の検出処理のボックスでは、解析で使うテキストを入力できます。
ここの入力にTwitterで取得したツイートテキストを指定します。
基本的にサブウィンドで表示させる項目をクリックするだけなので、簡単です。
一応、英語と日本語の2種類を設定しています。
これで解析できます。
結果
実際に実行した結果がこちら
日本語なので、日本語で設定した2番目のスコアに変化が起きています。
感情解析のスコアについては以下のような説明になっています。
0 から 1 までの数値スコアを返します。スコアは、1 に近いほど肯定的な感情を示し、0 に近いほど否定的な感情を示します。
このツイート内容だと0に近い方なので、
否定的なマイナスの感情で表されていますね。
見た感じだと確かにそんな感じですw
最後に
ということで、今回は簡単にAzure LogicAppsで文字の感情解析を試してみました。
文字解析もそうですが、Azure LogicAppsだけでもいろいろなサービスと連携できるので
自作で何か作ってみると面白いかもしれません。
是非試してください!
それでは、また。